June 18, 2007

Dead Silence (2007) − デッド・サイレンス

DeadSilence□監督:ジェイムズ・ワン

□出演:ライアン・クワンティン、ドニー・ウォールバーグ、アンバー・ヴァレッタ

□日本公開日: 2008年3月
Dead Silence Box Office Mojo

□オリジナルキャッチコピー: You scream. You die.(易訳:叫べば、死ぬ)

ソウ(2004年)で観客をあっと言わせ、その後3までの続編が日本でも公開されているジェイムズ・ワンとリー・ワネルのコンビの新作ホラー映画です。モダンなシチュエーションホラーから一転したクラシックなゴーストストーリー。
わたしはホラーは大好きなんですけど、このソウのシリーズは最初のものしか見ていません。ソウ2の予告編を見た段階で無理・・・って思いました。大抵のホラーや恐怖シーンには耐えるんですが、痛いシーンは苦手なんですよ。「鍵はお前の目の前にある。」って・・・目の中かよ!!!無理〜!!で、その後わたし以上になんでもオーケーな友人がソウ3 を見て、どうしても見れないシーンがあったと発言して以来。やっぱ無理・・・と思っていますが、この“Dead Silence” を観ると、やはりソウシリーズは観てみるべきかも・・・と思う。ソウ4も待機してますよね。これかなり面白いです。まぁ、ソウの様に、恐怖が一点に集中している作品とは異なり、従来型のホラーですが、十分に楽しめます。


DS billy&mary.jpgお話はと言うと、レーヴェン・フェアという田舎街におよそ半世紀前から現代まで伝わる腹話術師の呪いの話です。昔、街でも人気のあったメアリー・ショウという腹話術師(老婆)がおり、彼女は腹話術の技術もさることながら、完璧な人形作りに精を出していた。ある日劇場で彼女の人形ビリー(ソウシリーズを観ている人はピンと来る名前らしいですね。因みにソウ2に出てくるビリー人形もカメオ出演しています。本当に一瞬です。)と舞台に上がり、街の人々を前に腹話術を披露している時、一人の少年が観客の笑いを断ち切るように「くちびるが動いている!」と大きな声で言い出します。劇場は一瞬静まり返り、メアリー・ショウはその場をやり過ごしますが、その後少年は行方不明に。その後メアリー・ショウも死に、それから彼女の呪いが町中を襲い始めます。
DS billy&girl.jpg映画の冒頭では、新たな新婚生活を楽しむ主人公のジェイミー・アッシェン(ライアン・クワンティン)とその妻(ローラ・リーガン)。そんなある晩、ジェイミー宛に突然送りつけられて来た腹話術人形(ビリー)と妻を残し、ジェイミーが夕食を買いに出て帰宅すると、妻が恐ろしい死に方をしているという出だしで、まぁ、お察しの通り、人形の仕業なんですが・・・。妻を殺されたジェイミーがビリーが関わっているに違いないと、そのルーツ(ジェイミーの生まれた街がレーヴェン・フェア)を探るべく帰郷して、彼を疑う刑事に付きまとわれながら、呪いの真相を突き止めて行くという、本当にクラシックなホラー映画のお話です。

DS Maryshaw.jpgホラーって言うのは基本的に現実にはありえない話なわけで、それを観て怖がらせるっていうのは本当に難しいですよね。しかし、ジェイムズ・ワンとリー・ワネルはやっぱ上手いんだと思います。彼らはホラーを良く知っているんですよね。物語の重要なシーンのそれぞれをどう見せるかは、さすが、シチュエーションホラーを得意とするだけあって、堂に入っています。ホラーの真髄とでも言うのか、最後は「ええええええぇ〜え!!!!???うっそぉ〜!!!」と思わせながらも、どうだぁ!!!と言った落ちで閉めてくれるところは、余裕すら感じますね。秋の夜長にポップコーンを片手に映画館でも、自宅のソファに寝転んででも楽しめる映画だと思います。

ボックスオフィスの興行成績はいまいち上げられなかったようですが、作品としての評価は高く、同時期に300など集客を獲られるような作品が公開されたことも原因ではないかと言われているようです。

ジェイムズ・ワンとリー・ワネルの SAW オリジナル短編フィルムはこちらで。

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