July 25, 2007
The Abandoned (2006)
□監督:Nacho Cerda□出演:Anastasia Hille、Karel Roden
□オリジナルキャッチコピー:Death never runs out of time (易訳:死はいつまでも待っている)
□日本公開日 未定 (劇場公開はないでしょう)
□The Abandoned Box Office Mojo
アメリカでは2006年11月にAfter Dark Film Festivalで公開され、恐らく日本ではDVDでお目見えするのではないかと思われる本作。監督の名前をどう発音するのかわかりません。スペイン人かと思われます。Nacho Cerdaという人です。ロシアを舞台にしていおり、登場人物もロシア人ばかりで構成されているので、まったく知らない俳優さんたちばかりですが、本作はロシア語でもスペイン語でもなく英語でした。
映画は陰鬱な色調でありながら美しい原野の風景を背景とし、主人公である女性のナレーションで始まり、風景は次第に山奥へと変化し、そこにひっそりと住む一家の質素な食卓へ・・・。激しいトラックの暴走する音を聞き、亭主が銃を手に庭先へ出ると、不気味にそのトラックはその場に停車。ドアを開けると運転席には明らかに殺害されたと思われる女性の死体と、その後部には二人の幼児が激しく泣いている。
舞台は、そこから40年後の現代へ。アメリカで映画プロデューサーとして働く女性マリーは、自分の出生についての手がかりをつかみ、ロシアの地へと降り立った。彼女は連絡してきた公証人と会い、彼女の両親がカルディノフスキー農場とう山奥の農場に住んでいたこと知らされ、その場所は今では彼女の持ち物も同然であることを知らされる。
マリーは一人自分の母がトラックで辿りついた家に着いたものの、誰も彼女の問いかけに応える者は無かったが、突如そこにいた老婆がマリーにすがり付くようにしながら、カルディノフスキー農場へは行ってはいけないと言われる。アニトリーという案内人が車で現れ、彼女を農場まで案内するのだが、農場に着いたのは既に夜で、車を止め、様子を見てくると言って車を降りて農場へ歩いて行ったアニトリーは戻らない。叫び声のような音と、人影を見たマリーは車から降りて、アニトリーを探そうとするが、車のエンジンが止まり、慌てて車に戻って、エンジンをかけ直そうとするが、まったく動かなくなってしまう。仕方なく、一人農場の中へと入ってゆくマリー、そこには廃屋(Abandonedとは廃屋や見捨てられたなどの意味です。)となった一軒の比較的大きな家がある。それが自分の生まれた家と知って、中へ入ってゆくマリーは、そこに人影を見る。その人影を追って、彼女が見つけたその人物は、水浸しで、亡霊のように立っている白い目をむいた一人の女性。それは彼女とまるで生き写しだった。必死に家から飛び出し森を走り逃げるが、川に落ちてしまう。
彼女が目を覚ますと、そこは再び家の中で、そこにはニコライと名乗る見知らぬ男が居る。彼は自分達は双子の兄弟で、同じ目的でその家に導かれたと話す。彼はその家にある物から既に二人が双子の兄弟であると思われる証拠を発見しており、それを彼女に見せ、マリーはようやく彼を信じるようになる。ほどなく二人は再びマリーのドッペルゲンガー(自分の生霊)とそして、今度は同時にニコライの血まみれのドッペルゲンガーに襲われる。ニコライは銃で彼の生霊の足を撃つが、すぐさまその銃弾は彼自身の足を貫いてしまう。なんとかその家から脱出しようとする二人だったが、ニコライとマリーが廊下を走って逃げる途中、突如廊下が崩れ落ち、ニコライはそのまま落ちてしまう。彼を助けようとロープを見つけてその場所に戻ったマリーが見たのは、彼の落ちた穴の跡形もない廊下で、そのまま彼を見失ってしまう。一人になりその家からなんとか抜け出し、森を抜け、川を渡った彼女だったが、結局夜の闇をさまよい歩くうちに、何故か自分が巡り巡ってその家に戻ってきてしまっていることに気づく。ところが、家の様子は彼女が逃げた昼間とは異なり、家に入るとそこには、綺麗にデコレーションされたダイニングでニコライがおり、テーブルの上にはバースデーケーキが置かれている。ニコライは廊下から地下へ落ち、そこで全てを見たとマリーに話す。ニコライはその家でこの彼らの誕生日を目前として、何が起ころうとしているのかをマリーに説明する。それはその家で生まれた彼らの呪われた運命であり、彼らはそこから逃れることは出来ないというものだった。
まったくもって、なんの知識もなく見たこの作品。マリーが映画プロデューサーである必要などまったくなく、なぜこうなってしまうのか・・・など、非常に納得の行かない話しではあるのだが、実際・・・とっても怖かったです。ここに何か理由付けがはっきりしていたら、もっと怖かったんだろうと思います。こういう映画を見ると、日本の「呪怨」がいかに海外のホラーに大きな影響を与えたかを痛感する。想像してもらいたいのは、あの「呪怨」の家の中で起こっている亭主による惨劇が永遠にこの廃屋の中で起こっている状態と言ってもいい。この作品は映像もけっこう良いです。それに、調度いい感じの見えそうで見えない感・・・そして、見せるときにはがっつり見せる。スピード感もあり、かなり楽しめる一本かと思います。もうちょっとねちこく進めて欲しいところも、ちょっと早く進めすぎた感はありますが、最初から最後まで緊張感を持って見ることが出来ました。先日見た「ゴーストハウス」よりぜんぜん面白いです。だだ・・・正直意味は良くわかりませんので、ストーリー重視の方は無理・・・って思うかも。ちっちゃな「なぜ?」はいいとして、結構大きな「なぜ?」が心の中に大きな穴を残します・・・。残念。
てなことで、劇場公開されるタイプの映画ではないのかもしれませんが、(なんたって知名度もないですからね・・・これが一番のネックですかね。)DVDで見るには調度いいかもね。海外の劇場で見た人の話ですと、女の子達がけっこう恐怖でぶっとんでいたという話です。
今年は積極的に就職活動をする気はなく、それでも食べないといけないので、少し軽い仕事を入れているんですが、軽いと思いきや結構しんどくて、なかなか映画も見る時間が取れず・・・・このブログを見に来てくださる方々には申し訳なく思っています。
先日、久しぶりに「ヘルレイザー」を見ましたが、やっぱ面白かった〜!!!今見たら、ちゃっちぃって思っちゃうかも・・・って、心配しながら見たんですが、いえいえ!今見ても、十分良く出来てますわ!
これからも頑張りますので、宜しくお願いします。
映像など大きなファイルのやりとりには超便利!



