July 28, 2007

28 Weeks Later (2007) - 28週後・・・

28wksltrposter□監督:ファン・カルロス・レスナディージョ

□出演:ロバート・カーライル、ロース・バーン、イモーゲン・プーツ 他

□オリジナルキャッチコピー:1. It All Begins Again. (易訳:そしてまた始まる。) 2. We've lost control. Kill them all.(易訳:制御不能。皆殺しにしろ。)

日本公開日 2008年1月26日予定(更新:Nov-4-07) 邦題:28週後・・・(更新:Nov-8-07)
28 Weeks Later Box Office Mojo

ロンドンを皮切りにアメリカで本年5月に公開された本作、日本での公開を待ち望んでいる人も多いかと思います。海外での評判はかなりのもので、中には前作「28日後・・・」の方が面白いという人もいますが、わたしの知り合いの間では前作を超えているとの評判です。これは恐らく、前作の監督がダニー・ボイルで、本作ではダニー・ボイルはプロデュースにまわり、別の人に監督を任せているということも大きいでしょう。ダニーボイルの映画は万人受けするタイプの映画とはちょぉ〜と異なるとわたしは思っています。「シャロー・グレイブ」からずっと、彼は極端に人間の野望・エゴ・残忍さを柱にして、そんな人間が求める愛とか平和とか・・・ちょっとシニカルに描く人だと思っています。だから、どの作品を見ても、極端な映像が多いなぁと思うのです。殺戮シーンに至っては、容赦ないですよね。というか、躊躇がないというのか・・・?最新作の「サンシャイン2057」は日本では不発に終わってしまいましたが・・・。結構面白かったと思うんですが・・・なぜ?

で、別の監督が撮った「28日後・・・(28 Days Later...)」(2002年)の続編「28週間後・・・(仮)」はどうなのか?気になるところでしょう。


※ストーリーは惨劇のきっかけまでネタばれです。でも本当に怖いのはそれからです。

abandonedaliceお話は、前作を見ていないと、やはり十分に楽しむことは出来ません。関連した登場人物はまったく居ませんが、前作の登場人物の口で語られた、パニック状態の中逃げる群集の中で広がるウィルスの恐怖が、まさに映像化されています。ドン(ロバート・カーライル)と彼の妻アリス(キャサリン・マコーマク)は老夫婦と黒人男性一人、若い白人女性と6人で自分達の家で感染者達(一適の血液でほぼ瞬時に感染し感染者は凶暴化し、ゾンビのように人を襲う)たちからの襲撃から逃れ、ひっそりと、生き延びていた。最後の缶詰を開け、皆で食事をしていると、突然横板で釘付けされたドアを激しく叩きながら助けを求める子供の声がする。ドアを開ける事を反対する者も居る中、アリスは子供を救いたい一身で、ドンにドアを開けてやってくれと叫び、感染した両親に追われた少年を助ける。そして、その直後、追ってきた両親に襲撃され、他の感染者達も続々と襲ってくる中、最後までその少年を守ろうとするアリスは逃げ場を失う中、ドンはどうすることも出来ず、結局自分だけ窓から脱出してしまう。逃げる彼に窓から助けを求めるアリスの視線を受けながら、窓の向こうで自分の妻が襲われる様子を確認しながらも、ただ必死で逃げることしかできない。川まで走ると、そこには一緒に暮らしていた黒人の男が、ボートのエンジンをかけているところで、ドンはそのボートに飛び乗るが、感染者達に追いつかれ、必死に戦うが、結局彼だけが生き残り、なんとかその場から脱出する。それから、15日後、英国本土は隔離、28日後、本土はウィルスによって崩壊、5週間後、感染者達は飢餓により死滅、11週間後、米国NATO部隊がロンドンへ進入、18週間後、英国本土に感染は無いことが確認され、24週間後、再建開始、そして・・・28週間後・・・・米国の軍隊の指揮により、生存者達をロンドンに戻し、再び米軍の監視下にある区域で居住させる計画が始まる。既に、感染は無く感染者達も全滅したと確認していることで、再感染の危険性はまったくないと信じている軍の指令により、子供たちも呼び戻され、その区域に収監されることになる。しかし、軍医であるスカーレット(The Dead Girl で妹を演じた、ローズ・バーン)は、再度感染が起こる可能性を疑っており、彼女には何も知らされぬまま子供たちも再居住地区に収監することに反対だった。彼女は収監される住民を全員検査する役割だが、一人の少年アンディーの眼球に母からの遺伝であるという特殊な異色症を発見する。

redeyedwomanなんとか、生き延びたドンはその居住地区に収監されており、やはり生き延びていた二人の子供たちとの再会を果たす。娘のタミーとその弟アンディーが彼の子供たちだった。再会の日、母親であるアリスがどうなったのかを説明するドンは、あの日に起こったことを話すが、アリスが感染者に襲われたのを見て、逃げたと話す。翌日、姉弟は軍の監視の目を盗んで、自分達の家を見に行く。二人は家の中で思い出の写真などを集め、アンディーが2階へ上がると物音がする。そこに現れたのは、母親アリスだった。彼女は一心不乱に(一瞬感染者にも見える)アンディーを抱きしめる。調度その頃、二人を追ってきた軍の手で、3人は無事保護される。

スカーレットはアリスの診察を行う際、彼女の目にアンディーと同じ異色症を発見し、アンディーのそれが母からの遺伝であることを確認する。採血をする際、スカーレットはアリスの腕に人の歯型の傷跡を発見し、血液検査の結果はやはり彼女が案じた通り、アリスはウィルスに感染していることを知る。感染はしているが発症はしていない(凶暴性は全く無い)ことから、アリスはなんらかの理由でウィルスに対する免疫があり、彼女はキャリア(ウィルスの感染源とはなるが、自分は発症することがない)であると判定する。それはつまり、彼女の遺伝を受け継いでいるアンディにもその可能性があることを意味しており、ウィルスに対する抗体を作り出す素となる重要なサンプルであるということでもある。しかし、指揮官の命令は、感染しているとわかったアリスを生かしておくことは出来ないというものだった。一方、その結果を待たずに、妻が生きていたことを知らされ動揺するドンだったが、寝台で拘束されているアリスを目の前に、おどおどと彼女に許しを乞うのだった。

ここまでにしておきます。


まぁ、しかし、ロバート・カーライルは、妻を置き去りにして逃げちまうわけです!この役はある意味、彼にはぴったりの役って感じですね。本作は、もうとにかく冒頭からかっとばします。ゾンビと言いますが、この映画で怖いのは、生きた人間が感染して狂気するわけですから、身体能力もぶっとんでいます。運動を制御する神経だってぶっとんでるでしょうから、彼らが走ったらそりゃオリンピック選手並に速いわけですよ。前作よりも殺戮シーンはより多く、そしてかなり具体的です。つまり、前作で見せなかったようなのも見せちゃいます。ぎゃ〜!!!!!そして、前作同様、軍隊もけちょんけちょんです。とにかく、前作で見せなかったことを全部見せたという感じでしょうかね。

前作は全篇デジタルカメラで撮影したとのことで、それにより独特な映像だったと思いますが、今回はそういう細工はありません。ただ、スケールがかなりでかくなっています。前作でマンチェスターが全焼するのを遠巻きに眺めましたが、今回は真上からロンドンの町の通りという通りが火で覆われてゆくのを見ることが出来ますし、ヘリコプターのことを英語でチョッパー(叩き切る道具)なんて呼び方もしますが、まさに、空からゾンビ集団をばっさばっさプロペラで草刈のようにぶった切って行くシーンも圧巻ですし、一点の光もない真っ暗な地下(死体で一杯)を一人が銃の暗視鏡ひとつを頼りに(視界が凄く狭い)前を歩く二人に指示を出して一歩一歩進んでゆくシーンは、今まで見たことが無いですし、本当に怖い!!!。

全体的に、先にも述べましたが、ダニー・ボイルよりも万人受けするエンタテイメント感があり、こちらの方がヒットするだろうと思うのはわたしだけかしら?今回はヒーローらしいヒーローも登場しますからね。な〜の〜にぃ〜・・・前作より救われません。音楽は変わらず、ジョン・マーフィーで、前作と同じ曲をほとんど使用しているので、あの独特な重厚感もがまた味わえます。

ドンの娘タミーを演じるのは、「V フォー・ヴェンデッタ」で死んだ女優の役を演じたイモゲン・プーツ。まるで別人の様です。多分、本作ではすんごいマスカラ塗ってるからかもね。

これは、是非「見なければ!」の一本です。前作と続けて見たくなりますね。でも、そうすると、かなりおなか一杯になりそう・・・ゲッロっちゃうかも。

実際、夢に出た。

どっちが好きか?わたしはダニー・ボイルのファンなんで、そりゃ前作の方が好きですわな。「サンシャイン2057」もう一度見たいなぁ!わたしは結構好きだなぁ!
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※子供が逃げ込んだ後ゾンビから襲撃される冒頭シーンはこちら↓




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この記事へのコメント

1. Posted by つよし   February 02, 2008 06:08
昨日見ました。いきなりボーンアルティメイタムも真っ青になるくらいの激しく揺れるカメラにな、なにがって思いつつ見ました。実はこれは本当に切なく悲しい映画なんですね。私はそう取りました。だって愛する物が豹変するんですから。そして死んだと思っていた母親が抗体を持っていて生きているしそれが原因でお父さんが狂ってしまうし。男の子は最後お父さんから襲われ感染してしまいますが、一緒に逃げた女性はそれを否定します。確かに走って追いかけられる恐怖はそれは半端じゃなく怖かったですね。ゾンビ?映画の中ではダントツに好きな作品でした。
2. Posted by 管理人   February 04, 2008 19:32
つよしさん、

わたしは生きています。
ブログ更新と忙しくてぜんぜんできてません。
コメントありがとうございます。
わたしも、大画面で見たいので、10日に友人と映画館で見てきます!!!