September 30, 2007

スティグマータ 聖痕 − Stigmata (1999) 

stigmata poster■忘れられない映画 その33

□邦題:スティグマータ 聖痕

□監督:ルパート・ウェインライト

□出演:パトリシア・アークエット、ガブリエル・バーン、ジョナサン・プライス

この映画は、気分が落ち込むとなぜか繰り返し見たくなる一本です。多分、パトリシア・アークエット演じる主人公のフランキーのキャラが好きなんだと思います。



【ストーリー】
ブラジル南東部ベロキント。赤い夕日の差し込む教会の一室で、年老いたアルメイダ神父が何かの文書を書き写している。“イエスは言われた、神の国は汝の内にある・・・”ロザリオに口付けし、悲しげな表情を浮かべる。

死んだアルメイダ神父の死を悼むために続々と教会へ集まる人々の姿。天を仰いで悲しげに祈りをささげる者もいる。教会の祭壇の前では、蝋燭を手に人々が仰ぎ見るのは目から赤い涙を流すマリア像。アルメイダ神父が死んだ翌日から赤い涙を流し始めたと言う。ヴァチカンからの指示によりその血を流すマリア像が奇跡なのかを調査しに来た神父アンドリュー・キアナンはそのただならぬ人々の様子に戸惑う。人々は彼の目的を知っており、ただ黙って彼の行動を見守っている。マリア像の脇にはアルメイダ神父の亡骸が棺の中で横たわり、その胸には彼のロザリオが置かれている。

stigmata 1







沈黙のなか、突然たむけられた蝋燭の炎が揺らぎ、消えたかと思うと、マリア像の背後から何羽もの白い鳩が羽を撒き散らしながら飛び立つ。息を呑む人々。そして再びの沈黙の中、消えた蝋燭が再び燃え上がる。一人の男がアンドリュー神父に向かって叫ぶ。「見ただろう!これは本物の奇跡だ!」キアナン神父はただ黙って、調査用の道具を取り出すと、マリア像から流れる赤い液体を採取し、台座をくまなく調べ始める。人々からは避難のため息がもれる、いっせいに額に十字を切る。キアナン神父がストロボを焚いて写真を撮る姿に気をとられる人々の目を盗み、一人の少年が神父の遺体からロザリオを盗んで逃げる。

教会の近くにある骨董市で娘へのプレゼントを探す金髪の女性。一人の少年から「アラメイダ神父のロザリオです。」と言われ、そのロザリオを手に取るが、店の主人が「それは死者から盗んだものだ!買ってはいけない!」と忠告する言葉には耳を貸さず、買うことを決める。少年は金を手にすると、走って逃げ去る。

stigmata 2

















Chumbawamba(チュンバワンバ)の曲“Mary Mary”のハードなギターの音をバックにオープニング・クレジットが始まる。物語は聖なる教会での奇跡の場面から一転して、美容師である主人公フランキーのピッツバーグでの自由奔放な生活ぶりが映し出される。ディスコへ繰り出すフランキーと仲間達、酒をあおり、酔って部屋に雪崩れ込むフランキーと恋人。2人の過激なセックスシーンが映し出される。

電話の音で目覚めるフランキー。恋人は彼女に何も言わず、眠っている間に帰ったらしい。電話は自由気ままに中南米を旅する彼女の母親からで、プレゼントを贈ったと言う。寝ぼけまなこで、箱を開け、母の説明を聞きながらプレゼントの一つ一つを確認する。その中にはアルメイダ神父のロザリオも入っている。電話を切り。コーヒーを入れ、改めてそのロザリオを手にするフランキーは突然、吐き気に襲われる。彼女は、自分が妊娠したのかもしれないと思い、通勤途中友人に、恋人の愚痴をこぼし始める。しかし、それは妊娠などではなく、その後彼女を襲う果てしない苦悩の予兆に過ぎなかった。

stigmata 3















まず、ヴァチカンに奇跡認定部門というのがあるという事実に驚かされた。彼らはこの映画でも描かれているように、奇跡と言われる事象が本物であるかを科学的に調査し、それが科学では説明できないことである場合には奇跡として認定すると言う。キリストというブランドを認定するみたいなもんか?と思ってしまいますな。

この映画は、無料で映画が見れるインターネットTVGyaoでも長期に渡って、放映されている人気の一本です。日本では公開時よりもDVDになってから徐々に人気を上げているようですね。

わたしはこの映画のオープニングが大好きです。Chumbawambaの曲もいいけど、この映画そのもののテーマを凄く上手く表現していると思います。

教会とは縁のない、自由奔放で荒れた生活をしているように見えて、女としての幸せを何気に求めているフランキー。そんな彼女がある日突然聖痕を受ける。(聖痕とはキリストを信じる者に与えられる聖なる傷。十字架にかけられたキリストと同じ場所に現れる。)これはキリストの真理を伝えようとする死んだアルメイダ神父のメッセージとも取れるのだが、つまり、キリストを祭り上げ、ヴァチカンという国までも築き上げ、キリストをブランド化している現代の教会のあり方への警告で、神は誰の心の中にもいるという事をいいたいのだろう。しかし、この映画の結末は、あまりに過激だ。神父の怒りは、罪のないフランキーを苦しめ、遂には殺してしまうのだから・・・。(ネタばれごめん。)「エミリー・ローズ」もわたしは面白かった映画のひとつだが、この映画は「エミリー・ローズ」の話も参考にしているんだろうと思う。。DVDには2つのエンディングが収録されており、劇場公開版は明らかに、そこの部分をぼかしている。公開版ではフランキーが死んだことははっきりと表されていないのだ。

stigmata 5






神の国は汝の中に、汝の周りにある。
木や石造りの建物の中にはない。
薪を割っても私はいる。石をどければそこにいる。

映画はこのキリストの真理と言われる言葉を題材にしている。これは、1947年頃から10年近くかけてイスラエルの死海の近辺で発掘された“死海文書”と言われているものに書かれていたと言われる。そして、この文書(もんじょ)の公表をヴァチカンが差し止めているという噂が流れたのだ。そりゃ、はっきりと、木や石造りの建物の中に神はいないと言われたら、大金かけて築きあげてきたヴァチカンとしては、完全否定されているみたいなもんで、公表したくないのは当たり前だろう。奇跡の認定とかまでしちゃうんだし・・・。

難しいことはわからないが、とにかく、信憑性うんぬんはどうでもいいとして、この過激さがわたしはとても気に入っています。映像も美しく、センスが良いです。そして、けたたましいほどに常に変化している映像と、音楽がまた凄くいいです!!

ついでに、キアナン神父を演じるガブリエル・バーン・・・。色々出ているけれど、この役が一番セクシーに見える・・・。彼の神父姿とキャラクターがとてもいい!!!フランキーとこのキアナン神父との微妙なやりとりもとてもロマンティックで、うぅ〜ん。。。神父に恋するって・・・素敵かも・・・。

stigmata 4






と、さらに罰当たりな妄想を抱かぬうちに、この辺で・・・

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Mary Mary by Chumbawamba

(Spoken)
Hail Mary, Full of grace, The Lord is with thee, Blessed art thou, Amongst woman and Blessed is the fruit of thy womb Jesus. Holy Mary, Mother of God, pray for us sinners Now and at the end of our death. Amen. Hail Mary, Full of grace, The Lord is with thee, Blessed art thou, Amongst woman and Blessed is the fruit of thy womb Jesus. Holy Mary, Mother of God, pray for us sinners now and at the end of our death. Amen. Hail Mary, Full of grace, The Lord is with thee, Blessed art thou, Amongst woman and Blessed is the fruit of thy womb Jesus. Holy Mary, Mother of God, pray for us sinners Now and at the end of our death. Amen.

No virgin me, for I have sinned. I sold my soul for sex and gin.
Go call a priest, all meek and mild, and tell him Mary, no more a child.
It's raining stones, it's raining bile from the luxury of your denial. So I don't deny, I won't make due, I'll press alarms, place bets on truth.

I'm so up and down, and I love what's not allowed. I was lost, now I see, and now I'm growing old disgracefully.

(Chorus)
Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to...

(Spoken)
Hail Mary, Full of grace, The Lord is with thee, Blessed art thou, Amongst woman and Blessed is the fruit of thy womb Jesus. Holy Mary, Mother of God, pray for us sinners Now and at the end...

I'll spit on floors and do more drugs, burn every bill, get drunk on love, wear next to nothing in the pouring rain, be a bad example, and do it all again.
I'll be uncareful, I'll cause such scenes, and I'll never talk of used-to-be's, tattoo my face, I won't go gray, be a "Dancing Queen", and grow old disgracefully.

I'm so up and down, and I love what's not allowed. I was lost, now I see, and now I'm growing old disgracefully.

(Chorus)
Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to
Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happend to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to Mary? Whatever happened to...

Mary, Mary, Mary, quite contrary. Mary, Mary, Mary, quite contrary. Mary, Mary, Mary, quite contrary.

(Spoken)
YRAM LIAH ECARG FO LLUF HITW SI DROL EHT NEMOW TSGNOMA UOHT TRA
DESSELB SUSEJ, YHT FO TIURF EHT IS DESSELB DNA YRAM DOG FO RETHOM
WON SRENNIS US ROF YARP HTAED RUO FO RUOH EHT TA DNA NEMA.(それぞれの単語を後から読んで見ましょう。)


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