October 08, 2007
The Invasion (2007) - インベージョン
□邦題:インベージョン□監督:オリバー・ヒルシュピーゲル
□出演:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ
□オリジナルキャッチコピー:Do not trust anyone. Do not show emotion. Do not fall asleep.(易訳:誰も信んじてはいけない。感情を表してはいけない。眠ってはいけない。)
□日本公開日:2007年10月20日〜
□ The Invasion Box Office Mojo
【ストーリー】
荒らされたドラッグストアの棚にならぶ薬のビンをあさるキャロル(ニコール・キッドマン)。眠らないために刺激薬を選んで、大量に口に放り込み、2リットルのジュースのペットボトルをラッパのみする。職員用の部屋のドアには鍵がかけられ、中には複数の人間が閉じ込められているようだ。ガタガタとドアを鳴らし、「開けろ」と叫ぶ声が響く。キャロルはその様子を横目でにらみつけると後ずさりする。
(時間を遡り)
スペースシャトルが地球の大気圏で爆発炎上し、その破片が地球に降り注ぐ映像が映し出される。TVではどの番組のその事件を報道し、ライブ映像で各地域の住民にインタビューしている。広範囲にわたって飛び散ったシャトルの機体の破片による汚染を恐れる住民達。
ワシントンではシャトルの破片に未知の微生物が付着しているのが発見され、専門家の手でその物体の調査が始められていた。
ワシントンで精神科医をしているキャロル・ベネルは診療所のデスクで元夫からの電話を受ける。まるで人が変わったような話し振りで、長年無関心だったはずの彼の息子オリバーと急に会わせろという。

翌朝、子供を学校へ送り届け、恋人(と言っても微妙な関係)ベンの車でそのこと愚痴りながら、自分の診療所に着くと、4年以上も治療には来ていなかった患者が既に彼女を待っていた。その患者ウェンディはキャロルの顔を見るなり、「夫はもはや夫ではない」と切り出す。長年可愛がっていた犬ですら、夫に吠えかかるようになり夫に襲いかかり、しまいには夫が犬を絞め殺したと言う。可愛がっていた犬をどういう理由であれ、殺したというのに、まったく無反応だっと言うのだ。キャロルはウェンディにとりあえず、薬を与え帰す。

その夜はハロウィンで、キャロルは友達と子供達が近隣の家々にお菓子を貰いに回るのに付いて歩くが、いつも優しいはずの近隣の住人の態度が妙だったり、どこか違和感を感じていた。一軒の家の玄関で子供達が「Trick or treat」と叫ぶと、いつもは人懐こいはずの犬が突然唸りだす。その家の飼い主がなんとか抑えるが、立ち去った子供達の一人を目掛け犬は飼い主を振り切って走り出し、その少年に襲い掛かる。難を逃れ、帰宅し子供達は集めた菓子やおもちゃで遊んでいると、オリバーが叫びだし、見ると彼の手には奇妙な透明のスライム状の物体が付いている。オリバーの手から引き剥がし、良く見てみるとその物体が動いているのがわかる。キャロルはそれをビニール袋に収め、医者である恋人ベンに見せることにする。

早速実験室に持ち込み、同僚に分析を頼む。
その頃、TVでは深刻な新種の風邪ウィルスを警告するニュースが流れる。ウィルスについての対策会議が開かれている。
その頃、キャロルは街を歩くごとに、人々の様子がどこかおかしいと感じ始める。そして、彼女自身の周りの人間にも奇妙な変化が・・・。(↓この先ネタばらしあります。)
さて、話の大筋は過去の「ボディ・スナッチャーズ」の話ですが、案の定あれこれいらない状況設定が・・・。ネタばらしすると、この映画ではキャロルの息子が鍵になっています。なぜって、キャロルの息子オリバーはどうやらこの生物に対する免疫があるからです。。。あぁ・・言っちゃった・・・。
面白いかどうか?それはやはり自分の目で確かめてもらいたいですが、あまりに期待していたわたしの口からは、褒める言葉は出てきません。
これを撮った監督は、この原作の面白さを理解していないアホです。話が有名なので、初めて見る観客への配慮なんてまったくないですし、宇宙と言う計り知れない世界からやってきた生物(植物)の驚異的な繁殖力・・・つまり自然界の驚異という部分をばっさり切り捨て、ただのゾンビウィルスみたいなつまらない侵略者に仕立ててしまったのです。映画のかなり早い段階で、この侵略者のやすっぽい手口が明かされます。風邪のウィルス対策会議の席で、出席者たちにコーヒーを入れる給仕人達が、出席者達の背後で並んでコーヒーにゲロをはきます。それを出席者達に配るという手口です。
それを飲んだからと言ってすぐに変身してしまうわけではありません。これはオリジナル通り眠っている間に体に変化が起こることになっています。そして、侵略者達から逃れる手段として、感情を押し殺し、何があっても平静を装っているというのもオリジナル通り。後半はずっとそんな感じで、なんとか平静を装いながら凄い事をやり抜いてゆきます。

しかしね・・・まぁ、あまり語りたくないですわ。。。これについては。正直ニコール・キッドマン(彼女嫌いじゃなかったけど・・・)演技してないと思いますよ。彼女のいかにもな表情が、ま〜ったく胡散臭くて、どうにも鼻について見ていられません。ダニエル・クレイグはこの映画の撮影中にジェイムズ・ボンドのオファーを貰ったようですが、それで救われたかもしれないですね。
ドナルド・サザーランド主演の1978年版「SF/ボディ・スナッチャー」でもそうでしたが、まずこの物語を映画化するのにいつも失敗していいるのが、主人公2人の関係です。本作ではキャロルとベンですが、この2人の関係がなかなか微妙で、わけありの大人の男と女の関係であることが、大きなネックな気がします。そえを描ききろうと思うと、失敗するんじゃないですかね。。。1978年版はそれでもまだ、かなり頑張ってこの2人の関係を描こうとしていました。どちらかというとちゃんとそこに焦点を当てていたと思います。それでも、成功していたとは言い難いです。で、今回はと言うと、いっそこの2人の関係をもっと単純にしてしまった方が見やすいと言うものです。
とにかく・・・、大して驚かされる映像も無く、どこを見ろと言うのかまったくわからない・・・。原作やこの物語に対する知識が無い人が見れば、今どきの映画ですから、それなりに最後まで見て、ふぅ〜んくらいで帰ってこれるかもね・・・。なんか、“28 Weeks Later”の結末くっつけたみたいな感じだし・・・。キャロルが免疫を持っている息子を助け出して、逃げまくりますからね。
やっぱ、いつも言いますが、良い映画も悪い映画も自分の目で確認しましょうよ。わたしなんて、みんなが駄作と言い切る映画が大好きだったりしますからね。はい。
因みに、キャロルの患者のウェンディ役は1978年版「SF/ボディ・スナッチャー」にも出演していたベロニカ・カートライトです。
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この記事へのコメント
1. Posted by 小太郎 December 13, 2007 18:54
あのうこれって見てないんですが、ボディスナッチャーと同じなんですか。私はあのドナルド・サザーランドの出てるものしか見てません。ニコール・キッドマンを撮るための映画みたいな。まぁ嫌いじゃないからいいんですが。これって繭とか出てこないんですよね。ダニエル・クレイグがボディスナッチされると言う事は何かで読んだような。でも一応DVDで見ますのでネタばらしはご勘弁を。かなり奥深く見ているようなのでこの辺で口をはさむのはやめます。
ショボン。
ショボン。
2. Posted by 管理人 December 14, 2007 20:23
小太郎さん
じゃあコメントバックもひかえますね(^_-)d 期待せず見れば面白いかも…。(ΘoΘ;)
じゃあコメントバックもひかえますね(^_-)d 期待せず見れば面白いかも…。(ΘoΘ;)





