August 10, 2008
クロノス 〜寄生吸血蟲〜
■ 忘れられない映画 その44□ 邦題:クロノス/寄生吸血蟲
□ 監督:ギジェルモ・デル・トーロ
□ 出演:フェデリコ・ルッピ、ロン・パールマン
一度観たら忘れられない独特な雰囲気と世にも怪奇な物語・・・。クロノス(英語スペルChronos)はギリシャ神話の時の神のこと。
【ストーリー】

1535年錬金術師で時計のメカニズムに精通していた一人の男は、永遠の命を得るための機械を作り出す。その機械は小さな黄金の精密機械の中に寄生吸血虫を封じ込めたもので、それを使うと永遠の命を得ることが出来るというのだ。400年以上経ったある日、その建物の一部が崩れ落ち、巻込まれた人々の中に異様な白い肌の男が発見される。彼は息を引き取り、警察が彼の部屋を調査したところ、その部屋には逆さに吊るされた男の死体。その男から滴る血を集めるように床に置かれた容器。その後、その部屋の多くの貴重なアンティークは競売にかけられた。その中には彼が作り出した黄金の機械も隠されていた。そして現代、誰も知ることがなければ永遠に葬られるはずだったその機械を探し求める者が現われた。

骨董屋を営む年老いたヘススは熟年とは言えまだ魅力的な妻と、口の利けな幼い孫娘と暮らしていた。年老いた夫に退屈している妻は夫には関心のない様子。ヘススはいつものように孫娘のアウローラを連れて店を開ける。どうみても骨董品には縁のなさそうな若いチンピラ風の男が店に現れ、包装されているアークエンジェルの像の顔を片っ端から確認してゆく。そのうちのひとつの像に確信を持った様子の男だが、買わずにその場を去る。気になったヘススはそのアークエンジェルの像を家に持ち帰り、夜自分の部屋でアウローラの遊び相手をしている。突然現れたゴキブリに驚く二人。なんと像の片目から何匹ものゴキブリが這い出して来たのだ。空洞になっている像の中を確認しようと、ヘススが台座を開けて見ると、そこには大切そうに布に包まれた物が隠されていた。丁寧に取り出し布を広げ現れたのは手のひらに調度収まるくらいの美しく彫刻の施された黄金のカブトムシのような姿のアンティーク。ヘススにはそれがいったい何なのか分からないが、美しいその姿にしげしげと魅入る。

翌日、店でアウローラと昨夜発見した昆虫を象ったアンティークの表面に小さなネジのような突起を見つけ、手のひらに乗せたまま、そのネジを回して見る。ゼンマイ仕掛けで、カチカチと音を立てながら、巻いたネジが巻き戻りはするが特に変化はなく、壊れているのかと思ったその時、昆虫の足のようなものが左右にそれぞれ3本づつ現れ、次にその足ががちゃっと音を立ててヘススの手を掴む。途端に手のひらに刺す様な痛みを感じたヘススは慌ててそれを外すが、手のひらからは血が出ている。心配そうに見守るアウローラを連れて妻の職場であるダンス教室へ行き、手当てをしてもらう。彼の手のひらには鋭く金属で出来た蜂の針のような物が刺さっており、妻はそれを取り出す。
その夜彼は異常に喉が乾き、冷蔵庫の水をピッチャーごと何度も口にするがいっこうに乾きは癒えない。冷蔵庫の扉を閉めようとする時、目に飛び込んで来たのは、皿に盛られ赤いドリップに浸った生肉。彼はその肉を欲している自分に戸惑いをおぼえながら、扉を閉める。怪我をした部分に、いたたまれない程の激しい痒みをおぼえ、包帯の上から掻きむしる。それでも治まらず遂には歯で噛んでみる。ふと思い立ち彼は包帯をとると、再び彼の手を傷付けたあの昆虫型の機械を傷の上に置きネジを回す。彼はその行為がなにか、罪深い行為の様に感じたのか、神に許しを乞う祈りを唱える。機械は昼間と同じように彼の手を刺し、彼は痒みから開放され、体が癒されるのを感じ、恍惚とした表情で階段に横たわっている。そんな姿を見ているアウローラに気付くと「心配いらないよ」と安心させる言葉をかけるヘスス。
翌朝、彼はいつもより壮快な気分で目覚め、洗面所の鏡に映る自分の姿に、異変を感じる。若々しく見えるのだ。気分も良く、それまでたくわえていた髭を剃ると、そこには若返った姿がある。朝食の席で妻にいつもはしない朝の挨拶のキスをし、その突然の行為に驚いて彼の顔を見る妻は、若々しい彼の姿を無視出来ない。「髭を剃ってみたんだ」と、てれわらいするヘススに妻はまんざらでもない様子。その日も彼はアウローラと共に店に行く。

一人の男が、例の像をなんの迷いもなく買い上げて行く。男は身なりはいいが妙に親しげで、機嫌よく現金で支払ったのだ。その男はある富豪で不治の病に侵されている老人の命令でその像を買いに来たのだ。老人の目的は像に隠された黄金の昆虫型の機械。彼はそれが何なのか知っている。一方、ヘススはこれから自分に何が起るのかまるで知る由もない。

1535年錬金術師で時計のメカニズムに精通していた一人の男は、永遠の命を得るための機械を作り出す。その機械は小さな黄金の精密機械の中に寄生吸血虫を封じ込めたもので、それを使うと永遠の命を得ることが出来るというのだ。400年以上経ったある日、その建物の一部が崩れ落ち、巻込まれた人々の中に異様な白い肌の男が発見される。彼は息を引き取り、警察が彼の部屋を調査したところ、その部屋には逆さに吊るされた男の死体。その男から滴る血を集めるように床に置かれた容器。その後、その部屋の多くの貴重なアンティークは競売にかけられた。その中には彼が作り出した黄金の機械も隠されていた。そして現代、誰も知ることがなければ永遠に葬られるはずだったその機械を探し求める者が現われた。

骨董屋を営む年老いたヘススは熟年とは言えまだ魅力的な妻と、口の利けな幼い孫娘と暮らしていた。年老いた夫に退屈している妻は夫には関心のない様子。ヘススはいつものように孫娘のアウローラを連れて店を開ける。どうみても骨董品には縁のなさそうな若いチンピラ風の男が店に現れ、包装されているアークエンジェルの像の顔を片っ端から確認してゆく。そのうちのひとつの像に確信を持った様子の男だが、買わずにその場を去る。気になったヘススはそのアークエンジェルの像を家に持ち帰り、夜自分の部屋でアウローラの遊び相手をしている。突然現れたゴキブリに驚く二人。なんと像の片目から何匹ものゴキブリが這い出して来たのだ。空洞になっている像の中を確認しようと、ヘススが台座を開けて見ると、そこには大切そうに布に包まれた物が隠されていた。丁寧に取り出し布を広げ現れたのは手のひらに調度収まるくらいの美しく彫刻の施された黄金のカブトムシのような姿のアンティーク。ヘススにはそれがいったい何なのか分からないが、美しいその姿にしげしげと魅入る。

翌日、店でアウローラと昨夜発見した昆虫を象ったアンティークの表面に小さなネジのような突起を見つけ、手のひらに乗せたまま、そのネジを回して見る。ゼンマイ仕掛けで、カチカチと音を立てながら、巻いたネジが巻き戻りはするが特に変化はなく、壊れているのかと思ったその時、昆虫の足のようなものが左右にそれぞれ3本づつ現れ、次にその足ががちゃっと音を立ててヘススの手を掴む。途端に手のひらに刺す様な痛みを感じたヘススは慌ててそれを外すが、手のひらからは血が出ている。心配そうに見守るアウローラを連れて妻の職場であるダンス教室へ行き、手当てをしてもらう。彼の手のひらには鋭く金属で出来た蜂の針のような物が刺さっており、妻はそれを取り出す。
その夜彼は異常に喉が乾き、冷蔵庫の水をピッチャーごと何度も口にするがいっこうに乾きは癒えない。冷蔵庫の扉を閉めようとする時、目に飛び込んで来たのは、皿に盛られ赤いドリップに浸った生肉。彼はその肉を欲している自分に戸惑いをおぼえながら、扉を閉める。怪我をした部分に、いたたまれない程の激しい痒みをおぼえ、包帯の上から掻きむしる。それでも治まらず遂には歯で噛んでみる。ふと思い立ち彼は包帯をとると、再び彼の手を傷付けたあの昆虫型の機械を傷の上に置きネジを回す。彼はその行為がなにか、罪深い行為の様に感じたのか、神に許しを乞う祈りを唱える。機械は昼間と同じように彼の手を刺し、彼は痒みから開放され、体が癒されるのを感じ、恍惚とした表情で階段に横たわっている。そんな姿を見ているアウローラに気付くと「心配いらないよ」と安心させる言葉をかけるヘスス。
翌朝、彼はいつもより壮快な気分で目覚め、洗面所の鏡に映る自分の姿に、異変を感じる。若々しく見えるのだ。気分も良く、それまでたくわえていた髭を剃ると、そこには若返った姿がある。朝食の席で妻にいつもはしない朝の挨拶のキスをし、その突然の行為に驚いて彼の顔を見る妻は、若々しい彼の姿を無視出来ない。「髭を剃ってみたんだ」と、てれわらいするヘススに妻はまんざらでもない様子。その日も彼はアウローラと共に店に行く。

一人の男が、例の像をなんの迷いもなく買い上げて行く。男は身なりはいいが妙に親しげで、機嫌よく現金で支払ったのだ。その男はある富豪で不治の病に侵されている老人の命令でその像を買いに来たのだ。老人の目的は像に隠された黄金の昆虫型の機械。彼はそれが何なのか知っている。一方、ヘススはこれから自分に何が起るのかまるで知る由もない。
本作は日本でも昨年公開された「パンズ・ラビリンス」の監督ギジェルモ・デル・トーロが1992年に撮った異色の吸血鬼物です。デル・トーロ監督はどうやら昆虫に魅せられている監督らしくよく昆虫を題材としますね。彼は本作で成功し、その後ハリウッドでミラ・ソルヴィーノ主演で「ミミック」を撮ります。これも虫ですね。
独特な映像美と世界観を持っていて、わたしは大好きです。本作で登場する昆虫型の機械の美しいフォルムとその機械の中に潜む醜い寄生虫、老人(死)と子供(生)、陽気なラテンの国のダークな世界、など相反する物でかもし出すなんとも不思議な感覚。確かミミックでも老人と幼い少年という設定がありました。微笑ましい中にある頼りなさが、全編を通して見ている者にさりげない不安を与えている気がします。

不治の病に侵され、生に執着する富豪の強欲な老人と図らずも吸血鬼として死ねない身体になってしまったが、ただささやかな妻と孫娘との幸せを祈るだけの老人ヘスス。死は恐れるべきものではあるが、最も恐ろしいのは孤独に死んで行くことなのかも・・・・。

複雑なことは全て切り捨て、単純明快なストーリーが独特なゆったりとした時間の流れの中で、映像美とちょっとしたユーモア、そしてちょっとした残虐性の素晴らしい調和の中で語られる怪奇な物語。
とにかく、DVDでもビデオでも観れるうちに観ておかないと損な作品かと思います。最近では見られない種類の怪奇映画の名作と思います。
独特な映像美と世界観を持っていて、わたしは大好きです。本作で登場する昆虫型の機械の美しいフォルムとその機械の中に潜む醜い寄生虫、老人(死)と子供(生)、陽気なラテンの国のダークな世界、など相反する物でかもし出すなんとも不思議な感覚。確かミミックでも老人と幼い少年という設定がありました。微笑ましい中にある頼りなさが、全編を通して見ている者にさりげない不安を与えている気がします。

不治の病に侵され、生に執着する富豪の強欲な老人と図らずも吸血鬼として死ねない身体になってしまったが、ただささやかな妻と孫娘との幸せを祈るだけの老人ヘスス。死は恐れるべきものではあるが、最も恐ろしいのは孤独に死んで行くことなのかも・・・・。

複雑なことは全て切り捨て、単純明快なストーリーが独特なゆったりとした時間の流れの中で、映像美とちょっとしたユーモア、そしてちょっとした残虐性の素晴らしい調和の中で語られる怪奇な物語。
とにかく、DVDでもビデオでも観れるうちに観ておかないと損な作品かと思います。最近では見られない種類の怪奇映画の名作と思います。
本日府中TOHOシネマズにて「ダークナイト」を観てまいりました。
凄いですね!バットマンの世界にどっぷり浸かれる映画でしたよ。なんていうかこれぞ完璧な映画って思いました。長い上映時間の中で、正直言って、途中で、「え??まだやるの?」と思ったのですが、だれてしまうこともなく、超高級で超リッチで超エンタテイメントでした。
でも、私が待っているのは9月末公開の「アイアンマン」です。

この面白さと爽快感、かっこよさは単にわたしがロバート・ダウニー・Jr.のファンだから言うのではありません!!ダウニー・Jr.がまさかヒーローを演じる日が来るなんてびっくり!男も女も大人も子供も楽しめる最高にかっこいいアメコミ映画が登場だ!!!ヘビメタがんがん!待ちきれません!
凄いですね!バットマンの世界にどっぷり浸かれる映画でしたよ。なんていうかこれぞ完璧な映画って思いました。長い上映時間の中で、正直言って、途中で、「え??まだやるの?」と思ったのですが、だれてしまうこともなく、超高級で超リッチで超エンタテイメントでした。でも、私が待っているのは9月末公開の「アイアンマン」です。

この面白さと爽快感、かっこよさは単にわたしがロバート・ダウニー・Jr.のファンだから言うのではありません!!ダウニー・Jr.がまさかヒーローを演じる日が来るなんてびっくり!男も女も大人も子供も楽しめる最高にかっこいいアメコミ映画が登場だ!!!ヘビメタがんがん!待ちきれません!
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